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とにかく消音。デジカメをクラシックの演奏会で使う際のポイント ~RICOH GX200編~

久しぶりにクラシックの演奏会(発表会)の撮影を頼まれました。
会場では時々、演奏中にも関わらず一眼レフを使ってバシャバシャ
音を出して撮影している人がいます。発表会とはいえ真剣に聴いている人も
いる訳で、これは配慮を欠いた振る舞いであると言わざるを得ません。

この問題に対し、私なりの工夫をして音の問題をクリアしていますので、
同じ境遇の方の参考になればと思い、まとめてみたいと思います。

まず、一眼レフの使用はやめることです。シャッター音がとても響きます。
仮にミラーアップとかできても音は結構デカいので避けるべきでしょう。
私は、どちらかというとシャッター音が静かと言われているOLYMPUS E-5を
所有していますが、今日試しにこのカメラを会場に持ち込んで、
演奏の合間にシャッターを切ってみたところ、とにかく音が響くので、
これは(演奏中には)使えないと判断しました。
消音ケースを使えば?といわれる方はご自由にどうぞ。
一般の人はほとんど持っていないと思いますので話題にする必要も
ないと思っています。

そこでコンデジの登場です。私は普段、RICOH GX200をカバンに忍ばせておいて
スナップ用に使っていますが、このカメラを使って消音対策をしてみます。

1. オートパワーオフの設定をOFFにします。
 この機能がONになっていると、演奏会の途中で何度も電源の入れなおしを
 する必要が出てきます。そのたびにジーッという音がしますし、
 ズーム等の設定も再度行わなくては行けません。
 これでは、音も出るしシャッターチャンスも逃してしまいます。

2. もちろん、操作音音量設定もすべてOFF(0)にします。

3. 問題はシャッターが切れる前のピント合わせなのですが、
 これをいちいち行うと、その都度ジーッ、ジーッ と音がして
 結構うるさいです。そこで、一度ピントを合わせたら、
 その後すぐに、マニュアルフォーカスモードにします。

 (GX200の場合は、Fn1ボタンを押すと、直前にオートフォーカスで
  合わせたピントの距離でマニュアルフォーカスモードに
 なるよう初期設定がなされているはずです。)

 これを行うと、それ以後、ピント合わせを行わなくなるので、
 ピントを合わせる際の音が出なくなります。
 三脚で撮影場所が固定されている場合はこれで問題はないと思います。

GX200の消音対策その1
マニュアルフォーカスの画面が左側に表示されています。
(直前のオートフォーカスが無限遠を出していたことが分かります。)


この3点の対策を行うと、100%音が消える訳ではありませんが、
ほとんど音が出なくなり、周りに迷惑をかけることがなくなります。
今日はこの設定で気持ちよく出場者一人ひとりの演奏中の写真を
撮ることができました。

これで音対策はOKです。

それから、もうひとつ大事な事を書いておきます。
画質・サイズを最高の設定にして撮影します。
GX200の場合は、RAW(12M)にします。このモードで
JPEGも同時に保存できるようにしておきます。
(デフォルトの設定では、JPEG同時保存ができるようになっている
と思います。)
この設定にすることによって、
後で画像編集ソフト等を使ってトリミングを行い、
鮮明かつアップの画像を作ることができる為、
レンズの焦点距離の限界を超えた絵作りが可能となります。

何も高倍率のズームを使用する必要なんて無い、ってことです。

それから、RAWを弄っている人は、JPEGがいかに汚いかを知っている
と思います。撮れた写真がJPEGの方でも満足できる写りであれば
それをプリントすれば良いかと思いますが、時間と労力があったら
RAWをきちんと現像してクォリティの高い写真を作っていただきたい
ものです。
.......

その他の情報として、ホワイトバランス(WB)を「曇り」の設定にしたら、
ちょっと濃いめの良い色が出ましたので、コンサートホールにも
よるのでしょうが、WBの調整を行ってみることをお勧めします。
それから、三脚とケーブルレリーズも必須だと個人的には思っています。
カメラボディのシャッターボタンを直接押すとどうしてもブレやすくなります。

それから電源対策ですが、モニタの画面をビューファインダーとの間で
切り替えて、節電対策を行いました。ただ、GX200のバッテリーは
やたらと長持ちするので、放っておいても今日の約1時間半のコンサートは
持ったかもしれません。

GX200の消音対策その2
三脚は自由雲台がいいですね。
あとはカメラの水準器を使って水平を確保します。


デジカメの設定を色々いじると、写真が見違えるほど良くなったり
しますので、面倒臭がらずに頑張ってみてください。まずはホワイト
バランス(WB)の設定あたりから始められるのが良いかと思います。

今回は、私の所有しているRICOHのカメラで説明しましたが、
他メーカーのカメラであっても(そこそこの機種であれば)同様の
設定ができるはずです。

私は周りに迷惑をかけずに写真が撮れて、観客も静かに観賞できる、
当たり前のことだけど、誰が、ということではなく、そこに居る
皆が(周りに対して)何らかの配慮をしないといけないんですよね。
(2010.12.26)

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プロフィール

 二代目松四郎

Author: 二代目松四郎


「カメラと動画(+スチル写真)」
「音響と音楽」
「プログラミング」
を主なテーマに活動しています。
映画館と美術館と音楽ホールと
古い街並みが私の学校。

宮城県仙台市在住。

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