前シーズンまで使っていたシャープの石油ファンヒーターの寿命が尽きたので
ダイニチの FW-438NE を購入しました。安く購入できたので喜んでいたのですが、
使い出して3時間で満足がショックに変わりました。それは、安っぽい電子音
によるアラートメロディーが聴こえた時です。
このファンヒーターは以下の3種類のメロディーが鳴る仕様になっています。
運転延長 Love me tender (それなりに考えたのでしょうが、
(機械をイタワレってこと?)ジョークのセンスがアレです)
予告 きらきら星 (きらきら星が見える外に出て灯油を入れろ!
ってことなのかな・・・)
給油 きらきら星(ハイテンポ)
これらの決まったメロディーについては購入前には気がつかないし、
情報もないので、つい知らずに購入してしまう訳ですが、
メロディーは 人それぞれに好みがある訳で、音楽のように好みが多様化しているものを 各ユーザーが選択できない仕様はユーザ寄りの作りになっていない と思う訳です。
パソコンにせよスマホにせよカスタマイズできる機能がついていれば、
高齢者であっても自由にカスタマイズしている人が多い事実を今まで多く
見てきています。もう、そういう仕様がデフォにならなきゃいけないんです!
現在この手の製品については、おそらくほとんどの消費者が諦めて仕方なく
使っていると思います。消費者にとってとても不幸な状態が続いていると
言わざるを得ません。個人的にはとても
幼稚な世界を強要されている ように感じます。
石油ファンヒーターに限らず、最近の家電はマイコンの入っているものがほとんど
なので、例えば、電子レンジなんかも勝手に組み込まれたセンスの悪い音楽が
鳴りだす機種が多いし、子供だましのアニメーションを延々と見せられたりものも
多く、まったくもってそのセンスの悪さにイライラします。
推測ですが、各企業がエンジニア中心の独断で決めてしまっているのではないでしょうか。
暖房機能には全く不満を感じませんし、むしろ良くできていると思うだけに
UXの考慮が不足している点がとても残念です。
私自身は、こういった電子デバイスの鳴らすメロディーは、シンプルな警告音等
と差し替えられるようにメロディーをカスタマイズできる機能を載せるのが
デフォであると考えます。この手の「過剰なサービス」をうざいと思っている
消費者も多いことをメーカーは認識するべき。
メーカーへのお願い:
(1)電子音のマヌケな音楽を単純な警告音(または他のメロディー)に
変更できる仕組みを組み込んで、
「まともな大人の使用に耐えられる製品」を作ってほしい。 そのために価格が上昇するのは全然OK。 今のままだと日本人の美的感覚
がダメになる。(子供世界に迎合している大人が多い現在、もうダメになっているのかも・・・)
大人の世界を子供の世界に落とすな! 子供は常に大人の世界を見て、
上を見ながら育つべき。大人中心の世界を作ること!
家電メーカーはより深くUX、美学、心理学まで勉強して製品に生かせ!
(2)この石油ファンヒーターの話ではないけど、音の問題だけではなく、
画面上に幼稚なアニメーションや画像を表示させる製品も世の中に
溢れている。これは大手メーカーでさえも平気でやってのけている。
止めてくれーーーー!!(今使っているシャープの電子レンジ。変なキャラが
出てきて動いている。最初これを見たとき、即行で捨てようかと思った。)
(2)それにしても、以前使っていたシャープのらくらくタンクがよかった。
灯油を入れる際に、灯油が手についてしまったことがほぼ無い。
すばらしい機構であった。
らくらくタンクの仕組みについてもしシャープが特許を持っているとしたら この特許を使わせてもらうことで、消費者が本当に求めている製品を 作って欲しい。これによって価格が1~2万円上がっても、その良さを 知ればみんな購入する。 消費者の意識は間違いなく変わってきている。
それだけではなくらくらくタンクの採用によって、メーカー自体も
おそらくライバル他社に対して大きな優位性を持つことができるはず。
日本の大人は身の周りが幼稚なものであふれている現実に1日も早く気づき
声を上げ、まともな大人の世界を作り上げるべき。まずは家電の音から・・・。
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仰々しくUXとか言っちゃってますが、メーカーはメロディ音を好まないユーザーがいること位わかってますよ。