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吉松隆さんの「平清盛」を称えて。

大河ドラマ『平清盛』の視聴率が低くて
マスコミに叩かれているようですけど、
心配することはありません、NHKさん。

民放の低レベルな番組に慣れてしまった
バカな視聴者が増えたってことなのだと思います。

これはまぎれもなく良い部類に入る作品です。
とても芸術性が高く、NHKぢゃなきゃ創れない
素晴らしい作品だと思っています。
貴族政治の時代から武家による封建体制への移行
という変化の時代を扱う難しさもあったと思いますけど、
かなりの力作だと思います。

スタッフの強い意気込み(な筈)と相反する
振るわない視聴率。とても残念です。

ドラマ本体への批判的論評についてはネットで
色々と書かれているのでそちらを読んでいただくって事で、
私は異なる視点から、
「音楽」について語ってみたいと思います。

吉松隆さんの音楽。
結論から申し上げますと、近年まれにみる
素晴らしい出来具合だと思っています。

吉松さんと舘野泉さん、どちらも北欧音楽に
深く関係のある方々ですが、私もクラシックといえば
北欧音楽がまず思い浮かびます。
雪国で生まれ育った私にはどうしてもグリーグや
シベリウスなどの音楽が何か特別なものとして
聴こえてくるんです。
そして「平清盛」のオープニング音楽にも同様の
何かを感じます。


冒頭、楽曲の核となるフレーズが静かに奏でられます。
ベンジャミン・ブリテンの「2台のピアノの為の悲歌的マズルカ Op.23-2」
の冒頭を思い出しました。とても繊細で美しい・・・。

曲は次第に彩りを増していきますが、この音楽の流れと背景のCGとの
リンクが実に素晴らしいです。

途中から威勢の良い音楽に変わりますが、ここでは特に
金管楽器の使い方が上手い!素晴らしいオーケストレーション、そしてリズム!
イギリス近現代、特にW.ウォルトンあたりのオーケストラ曲
を彷彿させますが、よくまとめられています。激しい表現も
一線を越えない抑制がかかった状態で高いクォリティが保たれています。

金管楽器には中途半端にメロを吹かせることなく、シンプルで鋭い音形で層を
作るように音を重ねて行きます。「効果」として使っている感じ?
これが実にカッコよく、かつ洗練されたイメージを受けます。

途中、低音楽器が邦楽のお約束とも言えるフレーズを奏でますが、
正面切ってこのフレーズを入れたのもいい!初めて聴いた時は
クサいと思いましたが、これはドラマの音楽です、
一部のマニア的視聴者の為のものではない筈。在って良い!
武満徹なら決してこんな表現はしかったでしょう。
でも吉松さんのこのスタンスにこそ共感できるのは私だけでしょうか。

これだけドラマ音楽で「定型を守った」吉松さんとは
相反する形として捉えられているドラマ本体。

吉松さんの「正直な表現」が報われなかったので可愛そう・・・
というのが私の意見です。これからも質が高く美しい曲を
お願いします。吉松さん。

NHK大河ドラマ《平清盛》サウンドトラックNHK大河ドラマ《平清盛》サウンドトラック
(2012/02/01)
V.A.、吉松隆 他

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プロフィール

 二代目松四郎

Author: 二代目松四郎


「カメラと動画(+スチル写真)」
「音響と音楽」
「プログラミング」
を主なテーマに活動しています。
映画館と美術館と音楽ホールと
古い街並みが私の学校。

宮城県仙台市在住。

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