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カルメン故郷に帰る(1951 松竹)

スタンダードサイズは落ち着いて観られるので好きです。
タイトルロールには、富士フィルムの名前が出ていました。
日本初のカラー作品は国産フィルムで撮ったんですね。

富士フィルムを使用している


とても有名な作品なので、ストーリーについては書きません。
この辺りで調べてください。

キネマ旬報映画データベース
http://www.kinejun.jp/cinema/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%B3%E6%95%85%E9%83%B7%E3%81%AB%E5%B8%B0%E3%82%8B


田口先生とその家族のことが忘れられません。

運動会で田口先生が、自作を発表している最中に起きるハプニング。
観ていて胸が締め付けられるほど辛いシーンでした。

故郷に帰ってきてトラブルばかり起こしている二人でしたが、
木下監督は、リリィカルメン(おきん)の存在を決してそのままでは
終わらせませんでした。

おきんの公演の成功のおかげで気を良くした興業主が
借金の形に取り上げていた田口先生のオルガンを返してくれました。
おきん達は、これを持ってかけた迷惑を償った、といえます。
この時の奥さんの光子さんの泣いているシーンが頭から離れません。

映画好きの、特に10代、20代の若い人達に是非観てほしい作品です。
それから、音楽を勉強している人にも観てほしいです。
単なるノスタルジィでは片づけられない、時代を越えて観る人に
訴えかける何かが在ります。

映画は週末とかにまとめて観ることが多いのですが、
この作品を見たら、その日はもう他の作品を観る気がしなく
なりました。じっくりと脳内再生したくなりました。



バルブトロンボーン
この時代のトロンボーン(低音担当の管楽器)ってバルブがついている
ほうを良く見かけます。かっこいいと思うんですけど
今、あまり見かけないですよね。マーチングとかでは使っているのかな?



笠智衆さん
笠智衆さんが出てると小津作品かと思ってしまいます。
美しい絵です。この後、笠智衆さんが柔道で運送屋の丸十を投げ飛ばすシーンが
出てくるなんて、想像もしていませんでした。



光子さん
私も一緒に泣きました。
若い頃、音楽の勉強をしていた身として、色んな点で恵まれていた自分は
一体何だったのか・・・と考えさせられました。



田口家に戻ってきたオルガン
戻ってきたオルガン


そして、がんばってください!松竹さん!
木下惠介生誕100年プロジェクト
http://www.shochiku.co.jp/kinoshita/content/project.html

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プロフィール

 二代目松四郎

Author: 二代目松四郎


「カメラと動画(+スチル写真)」
「音響と音楽」
「プログラミング」
を主なテーマに活動しています。
映画館と美術館と音楽ホールと
古い街並みが私の学校。

宮城県仙台市在住。

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