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「Ki-Oku」は「doo-bop」への返歌か?

基本的にこの2枚は、
その価値において繋がっていると思います。
どちらも1990年代にリリースされた古い音源です。

Milesの「doo-bop」が好きです。
70年代あたりの電化マイルスのまま終わってしまっていたら、
12音で終わってしまったストラヴィンスキーのようでちょっと悲しい・・。
一部のマニアの方を向いていたスタイルが再び形を変えて、
しかもこの当時のcutting-edgeなサウンドで大衆の前に
戻ってきたマイルスだからこそ彼は偉大だと思います。
チェンジしないコード。
跳ねたビート。
御約束のミュートサウンド。
かっこいい歌詞のラップやサンプリングサウンド。
この元気で洒落たサウンドでリスナーを鼓舞できてこそ
マイルスの最後を飾るにふさわしいアルバムなんだと思えるのです。

ドゥー・バップドゥー・バップ
(2010/06/23)
マイルス・デイヴィス

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そして近藤等則×DJ KRUSHによる「Ki-Oku」。

近藤のトランペットについては、
IMAバンド時代の押し付けがましい、雄たけび系のプレイを
想像してしまう方が多いと思いますが、
このアルバムでは、乾いた、かつ抑制されたプレイが延々と続きます。
私には「doo-bop」がリリースされた数年後に、
DJ KRUSHと近藤が創った返歌のように聴こえてなりません。
晩年のMilesと並べて語れる完成度の高いアルバムだと思います。

Ki-OkuKi-Oku
(1999/03/23)
DJ Krush、Toshinori Kondo 他

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今更ながらDJ KRUSHのサウンドは素晴らしいです。
極度に洗練されています。
シンプルながらどこまでも深く、dopeなサウンドです。
5曲目の「SUN IS SHINING」、カッコよすぎます。。。

taylor deupree によるジャケットのデザインも最高!
他のジャケット版も出ていますが、これが一番カッコいいです。
やっぱ近藤にはグラサンと派手な色が似合います。
この2枚は、自分の部屋の片隅から消えることはないでしょう。

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 二代目松四郎

Author: 二代目松四郎


「カメラと動画(+スチル写真)」
「音響と音楽」
「プログラミング」
を主なテーマに活動しています。
映画館と美術館と音楽ホールと
古い街並みが私の学校。

宮城県仙台市在住。

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