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「この並達5度はダメ!ホルン5度ならOK。」

久しぶりにラックからドボルザークの交響曲9番「新世界より」を
取り出して聴いた。とても懐かしい響き。色んな事を思い出した。

ひとつは2楽章を聴いていた時の事。この楽章にはホルン5度の和声進行が
とても美しく響く箇所がある。その和音を聴いた時、学生時代の四声体和声
の実習授業の1コマを思い出した。担当の先生が一言、

「この並達5度はダメ!ホルン5度ならOK。」

つまり、自分の書いた和声課題の中に並達5度があったということか。
細かいことはもう覚えていないが、
他の学生も結構指摘されていたので、この先生の一言が今でも記憶に残っている。
個人的には並達5度ってそんなにキライぢゃないんだけどなぁ。
並達8度だけは(自分的には)絶対に許せませんけど。


ふたつめは同じく学生時代の一コマ。
大学時代、学生オーケストラに所属していたが
「新世界より」に1番トランペットで出演したことがある。
あの時使ったBachのC管、いまどうなっているのかなぁ・・・
後輩に売ってしまったことが悔やまれる。

やはり2楽章。
この楽章での金管楽器は概して暇。弦楽器、木管楽器の美しい旋律を
延々と聴くことになる。そして、とある練習中・・・
普通なら演奏している立場であれば、演奏中に聴こえる音楽に
そんなに感傷的にはなったりはしない。でもあの時は違った。

子供の頃から聴き慣れた、このシンプルで牧歌的な旋律が、
何とも妙な力で心に分け入ってくる。
この旋律に泣けて泣けて、演奏どころではなくなったことがある。

この時は練習だったから事なきを得たが、そんな気持ちを
持ち続けたまま迎えた本番は素晴らしいものだった。
音楽を心から素晴らしいと感じる瞬間であった。

音楽活動を長年演っていると、本当に時々だが
普段経験できないような妙な高揚感に襲われることがある。
その瞬間が来るのを期待しているから活動を続けているのかもしれない。
あの時指揮をされた河地良智先生には心から感謝。

ノイマンの指揮が結構売れているようなので載せておく。
自分自身、この演奏は結構気に入っている。チェコフィルの
落ち着きのあるサウンドも好き。


ドヴォルザーク:交響曲第9番 新世界よりドヴォルザーク:交響曲第9番 新世界より
(2010/08/18)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ノイマン(ヴァーツラフ) 他

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 二代目松四郎

Author: 二代目松四郎


「カメラと動画(+スチル写真)」
「音響と音楽」
「プログラミング」
を主なテーマに活動しています。
映画館と美術館と音楽ホールと
古い街並みが私の学校。

宮城県仙台市在住。

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