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松平頼暁 「24のエッセーズ」

若い頃、この手の音楽を貪るように聴いていた。
あの頃はこういったジャンルが大好きだった。
でも今、この手のCDを聴いた時には常に2つの意見を持ってしまう。

1.どう聴いても時代錯誤的な印象が支配する。あれだけ好きだった
  この手の音楽が今はただ単に退屈な音響としてしか聴こえない。
  ピッチインターヴァル技法が何なのかは聴き手にとっては重要ではなく、
  聴いた結果、魅力的な作品であると感じた時に、それがピッチインターヴァル技法
  であった、というのであればこの作品にもっと深く分け入ってみたいとも思う。
  時代は波である。再びこのような音楽が
  日の目を見る時代が来るかもしれないが、少なくとも今は違う。

2.こういった邦人の作品は「記録として」もっとレコーディングしておく
  べきではないかと思う。実際、現代作品できちんとレコーディング
  されていない作品は多いと思う。楽譜だけではなく音もきちんと
  形にして後世に残すべきだと思う。その点においてこのCDの価値は
  高いと思う。とにかく明治以降の邦人作品はすべて記録するべく
  より多くの関係者が動くべきである。図書館に行ったらすべての邦人作品
  のCD等のメディアが閲覧できるようになる日はいつになったら来るのだろう...。

  気を付けて欲しいのは、現代音楽風の作品だけではなく、
  「今、この時代に後期ロマン派のような作品を一生懸命作っているような、
   (愛しき)"大いなる勘違い野郎達"の作品もしっかりとレコーディングしてあげる
  ことである。チャイコフスキーやマーラーを聴いて音楽に目覚めた人が
  作曲家になるとなぜか、晦渋この上ない作品ばかり作っていたりする。
  どうして(日本人にとって)美しいと感じられる旋律を追及するような作品を
  書き続ける作曲家が少ないのか甚だ疑問である。
  まだ調性音楽には可能性が残っているはず。(調性は無くても良いのだけれど...)
  間宮芳生さんのようなタイプの作曲家はもう現れないのだろうか。
  もっと本能に素直に、そして愚直に作品を書いてリスナーを楽しませて欲しい。


中村和枝さんの演奏は素晴らしい。ジャケットのデザインも秀逸である。
花岡千春さんなども邦人作品をどんどんレコーディングしているが、このような
活動をする演奏家がもっと出てくることを願って止まない。
作品の評価以前に、日本人作曲家が残してくれた、日本の歴史の片鱗を聴く
という意味において、私はこの手のCDを購入し続けるであろう。


松平頼暁 24のエッセーズ松平頼暁 24のエッセーズ
(2011/01/07)
中村和枝、松平頼暁 他

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プロフィール

 二代目松四郎

Author: 二代目松四郎


「カメラと動画(+スチル写真)」
「音響と音楽」
「プログラミング」
を主なテーマに活動しています。
映画館と美術館と音楽ホールと
古い街並みが私の学校。

宮城県仙台市在住。

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